Ninja のそのエンジン音、バルクリ調整ですか?

エンジンの上の方から「カチカチ」音が出ていると、「バルクリ調整した方がいいよ」とか「タペット調整した方がいいよ」なんて言われたりしますが、本当にバルクリやタペットの調整が必要でしょうか?というよりも、そもそも

「バルクリ」やら「タペット」の調整ってなんでしょう?
バルクリはバルブクリアランスの略で、タペット調整はタペットクリアランスの調整です。
で、この二つは同義語です。構造の違いから、単に「バルクリ調整」と言ったり 「タペット調整」だったりします。
カワサキGPZ900Rの場合は、クリアランスの調整をタペットという部品で調整するので、「タペット調整」=「バルクリ調整」になります。
このバルブクリアランスというのは、狭すぎても広すぎてもダメで、適正に調整しなければなりません。広すぎれば音が出ますし、十分な吸排気ができません。逆に狭ければ圧縮漏れを起こします。

で、そのエンジン音
バルブクリアランスが広すぎる時に似た異音で、他が原因で音が出ていることがあります。それは例えば、カムシャフトの磨耗だったり、カムチェーンが伸びていたりです。
カムシャフトの磨耗は、確かにバルブクリアランスが広くなってしまいますので、音はバルクリが広い時とほぼ同じ音がします。磨耗が進むともっとヒドイ音になります。そしてこれは調整では直りません。カムシャフトとその周辺の部品交換が必要になります。
カムチェーンが伸びた場合は通常、カムチェーンテンショナがカムチェーンの遊びを自動的に調整してくれますが、カムチェーンの伸びが中途半端なところにあると、テンショナがチェーンを張り切れずに音が出ます。
この音がバルブクリアランスが広くなっている時の音に似ているので、「バルクリ調整ですか?」と。

バルブクリアランスの調整は、それはそれで必要なものです。念のため。

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このような音の発生は、GPZ900R以外にもある事です。
エンジン音が気になったらプロに聞いてもらうのがいいと思います。これとはまた違うところから音が出ているかもしれませんし、放っておいて致命傷となることもあります。
でも、段々音が大きくなっていくと、自分では分からなかったり(気にならなくなったり)もしますので、気にならなくても定期的にプロにみてもらったほうが良いかもしれません。
ライトニングでは、定期点検や車検はもちろん、オイル交換の時にもエンジン音のチェックしますよ。


 

GPZ900Rバルブクリアランス調整:20,000円

部品

ヘッドカバーガスケット:2,640円

プラグホールガスケット:1,040円

ヘッドカバーボルトOリング:1,380円

パルシングカバーガスケット:340円


 

GPZ900Rカムチェーンテンショナ点検(調整)工賃:2,000円

※旧型のカムチェーンテンショナは交換をおすすめします。

部品:5,900円


 

金額は2015年1月現在のものです(税抜)

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