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いつも乗っている自分のバイクだから、自分が一番良く分かっていると思っていても、いつも乗っているバイクだからこそ気付かない事というのもあります。その中でも多いのが、
ステアリングステムベアリングの段付きです。ハンドルが左右に動かせるのは、フレームとフロントフォークの間にあるステアリングステムにベアリングが入っているからですが、このベアリングがスムーズに動かないと、ハンドルを左右に切ったときに動きが重かったり、引っ掛かりがあったりします。 このステムベアリングの段付きが進行すると、ブレーキング時や段差を乗り越えた時ににフロント回りから衝撃が感じられたり、センターラインなどでハンドルが取られたり(正常な状態でも若干ハンドルは取られますが)します。さらにひどくなるとステアリング復元力が低下して、コーナーリングが不安定になったりもします。ホイールベアリングにガタがあるときにも似たような症状が出ます。
原因は主に2通りです。 走行距離が進んでくると、タイヤやフロントフォークだけでは吸収しきれない衝撃が、ベアリングに傷(凹み)を作ります。 走っている時は真っ直ぐが一番多いので、ハンドルが真っ直ぐの位置に引っ掛かり(ベアリングの段付き)が出やすいでので、ハンドルを左右に切ったときに引っ掛かりを感じるようになります。が、停止状態でアスファルトの上でハンドルを切っても、タイヤのグリップが邪魔してあまり感じとれません。雨の日の停止線などの白線の上で、ハンドルを真っ直ぐにして、ゆっくりとグリップ3本分くらいハンドルを左右に切ると、分かりやすいと思います。 また、オフロード車などに多いのは、オフロード走行で砂埃などが入り込んでしまったり、泥汚れを落とすために高圧洗車機などで洗ってグリスが流れ出てしまったり、水分が混入してベアリングが錆びたりして、動きが渋くなってしまうものです。これは、ハンドルを左右に大きく切ったときに、どこかでハンドルが重くなったりします。ひどいものは左右いっぱいに重いものもあります。 また、ベアリングにもチェーンのように調整が必要なのですが、新車で買ってから一度も調整したことがないとか、グリスアップしたことが無いといったオートバイは、2万キロくらいでこの症状が出始めます。
これらを防ぐには、 定期点検などでステムベアリングの調整をしてもらったり、フロントフォークオイル交換の際などに、ついでにステムベアリングのグリスアップをするとベアリングが長持ちします。
-ステアリングステムベアリング交換- ベアリングの段付きがどういった症状なのかを写真で説明することはできませんが、ベアリング交換の様子でも見てみてください。 | | フレーム側アンダーブラケットベアリングレースです。丸く穴の開いた部分にはまっているシルバーの(左の場合シルバーであったであろう)部分がベアリングレース(ベアリングの当たる部分)です。 | | | | アンダーブラケット(フロントフォークの付くところです)のベアリングです。ここがベアリングレースと一対になっています。 | | | | 比較写真ではありませんが、左が交換前のアンダーブラケット取り外し前で、右がベアリングレース交換後です。 | | | 左の写真はベアリングレースの比較です。左が新品。右が取外した使用品です。たて傷がハンドルを左右に切った時に感じる段付きの原因です。 右の写真はアンダーブラケットのフォーククランプのボルトです。曲がっているのが分かるでしょうか?長年の締付で曲がってしまったものです。もちろん交換になります。単純にベアリング交換だけしていては見逃してしまう箇所です。 |
| 車種 | カワサキ ZZR1100 D型 | | 部品代 | 6,469円 | フォーククランプボルト別 | | 工賃 | 23,100円 | | | 合計 | 29,569円 | | |